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2008.12.31.Wed / 22:50 
カレージア(香麗志安)ご案内

*お香手作りコース 中国花香・和の香り
  お香文化史講義
  匂い袋・練香・線香等手作り

*感性香コース お香を媒介に五感を磨く

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No.18 / ごあいさつ /  comments(1)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
  玄奘三蔵法師の霊骨塔  
2008.09.19.Fri / 15:00 
玄奘の『大唐西域記』を調べてみますと、彼が見聞きした香りやお香を見出すことができます。

よくあの時代に、あそこまで。情熱、志、体力、忍耐力、すごいです。


その玄奘の霊骨がなんと日本に存在するということを知り、驚きました。

思い起こせば・・・・

西安東方の興教寺はバスを乗り継ぎ、てくてくと訪れた事があります。

夏の暑い日、砂埃の中、やっとたどりついたお寺には玄奘の塔が弟子の塔にはさまれて、

静かに立っていました。玄奘が訳出した経典には日本人はとてもお世話になっているわけ

ですが、こういうところまで来ると、にわかに彼の存在がリアルになったのを覚えています。

その分骨が日本に?!光る米粒のように細かな仏舎利は拝んだことがありますが!

管理するお寺は岩槻にある慈恩寺。

とてもりっぱな佇まいで、丁寧に浄化され、明るい雰囲気のお寺でした。

日本で玄奘のお守りストラップが置いてあるところは少ないのでは?

ここに霊骨塔があるわけでなく、少々離れている田園地帯の真ん中。

ありましたー。遠くからもわかる塔が。

入り口は青、赤、金、まるであでやかな中国風。最近リメイクしたのでしょう。

しかも、その中の空気は中国郊外でした。夏の乾燥したある日のよう。

ピンク色の萩が咲き乱れ、奥ではヒガンバナが満開を待っています。

塔の前にはよく史料でみかける玄奘の旅姿が銅像になってます!

絵で後ろを見るわけにはいかないので、じっくり横、後姿を拝見してしまいました。

青空を突きぬく塔は大慈恩寺を細長くしてシンプルにしたような。

ここに玄奘の頭骨が安置されているのですね。

戦時中に日本の軍隊に贈与されたものだとか。東武鉄道の根津氏がこの塔を建造されたそうです。

真偽は確かめようがないでしょうが、玄奘が祀られていることは間違いありません。

そばの小川のカエルはジャンプし、メダカはすばしっこく泳いでいましたが、

沙悟浄と八戒がいなくてちょっと残念。

* テーマ:歴史雑学 - ジャンル:学問・文化・芸術 *
No.21 / 歴史 /  comments(0)  /  トラックバック(-) /  PAGE TOP△
  遊牧民族  
2008.04.01.Tue / 21:30 
紀元前のシルクロードにおける、遊牧騎馬民族の動向について学んできました。
参加者の方は、大先輩も多くとてもアットホーム。

ロシアのルデンコが発掘した凍結のミイラは入墨が確認されました。
だいたい紀元前4〜5世紀のこと。彼は月氏の祖先だと推測されています。

月氏といえば、西に移動したのが大月氏、東に残ったのが小月氏となる
のですが、後者はそのうち消滅してしまいます。もともと月氏が支配していた
地域は相当広大だったようです。漢が認識していたのは、彼ら自身が知りうる
範囲だけだったのでしょう。世界はもっと広かったのです。

匈奴と月氏の攻防も世界史ではキーポイント。試験にもよく出るのでは。

大月氏は5つの民族から成り立っていたようですが、そのひとつに貴霜が
いました。仏教を厚遇したクシャン朝です。後のカニシカ王は有名ですね。

仏教こそ中国へ香料をもたらした情報ですから、ルーツをたどると意外にも
月氏は香料と関係あるわけです。

ただし、クシャンがもともと月氏だったのか、土着で月氏に吸収されたのか、
そこらへんはわかりません。

月氏はとなりのパルティアとも関係が深いため、ここはおさえておきたい。
パルティアは東西の中継貿易で大いにもうけた国で、漢代の使節もここの
商人にいっぱい食わされ、苦い思いをしました。

ローマとパルティアにはさまれた緩衝地帯で、パルミラはがんばった!
なんて、ちょっとマニアックな話題になってしまいますね。

シルクロード北方から紀元前7世紀の馬具が発見されましたが、
これは世界でもっとも古いそう。
これは皮製です。その後木製になり、今はまた皮ですね。
ちなみに、この遊牧民族、だれだかわかっていません。

もう少し新しいものも出土していますが、これが兵馬傭の馬具とほぼ同じ!
今まで、いったい何を見ていたのだろうと思います。解説ってありがたい
ものです。実はこれも、私の研究とかなり関係ありそうなんです。

私がもっとも関心をもった遺跡発掘の展覧会は、ただいまドイツで開催中。
発掘報告も継続中ですし、日本へ来るとしてもずーっと先のことでしょう。
何しろ、金製品オンパレードとか。香草、香料関係の資料は不明。
英語の資料はまだ手に入りません。

懇親会で先生とお話もできましたが、私の質問はなかなか難しいもの
ばかり。逆に質問され、そうだ!そこをもっとマークしなくては!
と気づきました。

遊牧騎馬民族に関しては、ミステリアスな部分が多い。
あの民族はその後いったいどこへ行ってしまったのか?吸収された部分
もあるが、その他はどこへいってしまったのでしょうか?

発掘は次々と進んでいます。これからもいろいろな発見が続くでしょう。

No.20 / 歴史 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
  新月  
2008.03.08.Sat / 23:33 
今日は新月でしたね。

たぶん、世界中で願い事をしている人が増加しているはず。

最近では、月のリズムを気にしながら生活をする人が増えました。

お香を焚きながら、自分の夢実現に向けて決意を新たにしている人も
いるんでしょうね〜

この前、仏典の調合を読んでいて、ふと、つくってみよう!

蘇合香が蜜の役割を果たす丸香で、チョコレートの香りもするような

なかなかヘビーな香り。

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No.19 / 日記 /  comments(0)  /  トラックバック(-) /  PAGE TOP△
  夏期集中講座  
2006.09.28.Thu / 11:15 
夏期集中講座はだいぶ前のことになってしまいました。暑い夏に汗をかきながら通ったのも、こんな秋風が吹く頃になると、懐かしい。

お尻に根が生えるほどの長時間を2週間にわたって数回ずつ。

しかも、韓国語の逐次通訳、久々に話されるという中国風日本語。

内容はすばらしかった!李氏朝鮮(ちなみに、韓国ではこうは呼ばない、なぜなら李氏だけの朝鮮ではないから、とのこと)については、あまり詳しくなかったのですが、中央、地方政治構造、官僚制度などのかなり詳しい説明、両班の生活、衣食住はスライドをたくさん見せて頂いた。

これがきっかけでチャングムを楽しんで見る様になりました。ノート片手にあーあの帽子は黒笠でー・・・。儒教による統治が次第に定着してきた中宗の時代、時代背景がわかっていると面白さ倍増。

韓国語はわからないけれど、これだけ長時間聞いていると、接続詞くらいはわかるようになってくるものだ。レジュメは漢字と韓国語。だからなーんとなくわかる。漢字だけわかる文化圏の人はひらがな混じりの日本語をこんな風にながめているんだな、と納得したりして。

先生は2ヶ月の滞在で相当日本語が上達された(特に耳)ので、びっくりしました。

お香について先生は文書の中での知識だそうですが、上流階級である両班の生活がイメージできたのは大きな収穫でした。

宋代の講義は、これこそ長年の疑問が晴れて頭がすっきりしました。なかなか表面に出てこない情報です。というか、むしろ説明できる人物が少ないということでしょう。ずばり、民間宗教。道教が理解できないと中国が理解できない、という声もありますが、民間宗教こそキーポイントだと思います。道教学会に参加することもありますが、包括的に研究したいものです。

たくさん論文を頂いたので、頭に練り込むようにしなくては〜

No.17 / 未分類 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
  先輩の智慧  
2006.06.23.Fri / 12:13 
現代中国、現代韓国におけるお香の認識度について調査中。

日本在住の一般の中国人に聞いても、お線香以外はまずわからない。

かなりの富裕層に育った方も、お香だけは家に伝わっていないらしい。それよりも、日本に来てから慣れ親しみ始めたとおっしゃる。

両国の歴史系学者にインタビューすると、さすがに彼らは知識としては持っているが、実際には見たことも体験したこともないとおっしゃる。

どちらの国も、とある名称のそれぞれの通称はリサーチ。

韓国から来日中の先生には集中講義のお誘いを受けたので、これである程度の外堀は埋められそうだ。

宋代の先生には香料貿易を。

日本の70代以降の大先輩でも、知っている人は知っているし、知らない人はまったく感知しない。

お香が渡ってきた中国、韓国ではなおさららしい。

かえって漢方薬の方面からの方が入りやすいかもしれない。

もともと限られた層の世界であったため、消え入った時期が文革なのか、それ以前なのか、リサーチは難しい。在中国の学者や本好きにも応援して頂いているが。

やはり、香港、台湾から。

そして、確実なラストエンペラー期。紫禁城で飽きるほど香炉を見ているはずなのに、もったいなかった。

大先輩がまず、○○本の○巻をまず調べてみなさい、と教えてくださった。これは心強い。
No.16 / 未分類 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
  空海と秘薬  
2006.06.21.Wed / 18:04 
3月と6月は空海をよく連想する。

3月21日の入定、6月15日の生誕日、
夏至である6月21日はその両日を想起させるのである。

805年6月、空海は長安の青龍寺に到着した。

大和の久米寺で初めて目にした『大日経』が漢訳された国であり、『金剛経』はもちろん、空海自身が日本へ請来することになる。

私が青龍寺を訪れたのは、空海記念碑が建立された翌年のこと。千年の時を越えての、再建途中であった。
当時の痕跡は何もないが、まさにこの地で恵果阿闍利から密教の奥義を伝授されたのだ。

数え切れないほどの護摩、祈祷の法が行われたのだろう。

『瑜伽護摩儀軌』では、焚く木の種類等規定されていないというが、実際には口伝されていたのではないか。

多くの香薬も使われていたはず。

金、銀、瑠璃、真珠、水晶の五宝、安息、薫陸、白檀、蘇合、龍脳の五香、人参、茯苓、天門冬、甘草、白芥子の五薬・・・


「虚空蔵求聞持法」の文言には、陀羅尼を誦しながら秘薬を同時に服する必要がある、と書いてあるという。脳の活性化に寄与するものであろうか。空海は、乳鉢の中で秘薬をすっては服用していたのかもしれない。

秘薬作りには水銀が欠かせない。

正倉院には、二硫化砒素も納められている。

この時代の雑密、道教に通じるためには、秘薬調合は必須の学問。

当時、大陸からもたらされた密教は最先端の科学でもあった。

No.15 / 未分類 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△
  丁子風呂  
2006.05.26.Fri / 12:45 
丁子風呂は今の季節によく似合う。

丁子自体は油分が多く含まれているが、お風呂上りは、

すっきり、さっぱり、さらさらり。

そして、ほんのり丁子の花のような香りが優しく身を包む。

昔から、僧侶は清めのためにつかるという。

入浴剤もあるが、私は丁子のつぼみそのままを使う。

乾燥させた固いつぼみを片手で贅沢にもどっさりすくい、おもむろにティーパックに詰める。一般のルートだといくらになるのかな。

そのまま風呂に入れては香り立たないので、鍋で煮立てて煮汁をつくる。ちなみに染色のときは一晩置いたりする。

できた丁子汁をジョボジョボ、透明のお風呂に入れればできあがり。
薄い紅茶色の丁子湯が揺らめいている。

市販の入浴剤はかなり試した。マニアの時期も。
結局行き着いたのは、添加物なしの手作り湯が主流を占めるのである。

肌からも吸収されるのだから、成分には気をつけたい。

幼少の頃から乾燥した大根の葉っぱ湯、食べたミカンの皮を乾燥させた湯、などなど様々な色、匂いの風呂へ入れられたものである。

今のお気に入りの手作り湯は丁子湯とよもぎ湯など、香りもよい。ここでも少しずつ紹介していきたい。

市販の入浴剤では、私の師匠が考案、製作された、
丁子湯、

ウイキョウ湯、カッコウ湯
が特におすすめ。

丁子湯は煮出したものに近いし、ウイキョウ湯は元気が出て、カッコウ湯はとにかく、とにかく肌がすべすべになる。このすべすべ具合は他の入浴剤に比べてダントツだと思っている。ぜひ試して頂きたい。

カッコウとはパチュリーのこと。やわらかく品のある香りです。

しかも、使った後の袋の中身の残り香が好きで、三種類のカラの袋をあけたまま束ねておくと、自然に調香されて何度も聞きたい香りになる。

そう、袋もしばらく捨てられないのだ。

この5月は天候が不安定。じっとり汗をかいた日、ちょっと肌寒い日、疲れがたまったときなど、いつもと違う入浴剤でリフレッシュするのはささやかな楽しみです。

No.14 / 利用法 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△

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